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今週の山下クリニック

はしか(麻しん)ワクチン不足の裏話(追記)

2018.05.17

 こんにちは。
テレビや新聞で、「はしかが流行しており、予防のためにワクチンを接種しましょう。」と報道されており、患者様からも多くの問い合わせを頂いております。
ただ、多くの医療機関で「はしかワクチン」の在庫が底をついている状況です。
それはなぜかというと、今は「はしか・風しんの混合ワクチン」が主流だからです。
お子さんたちが定期接種として注射するのもこの混合ワクチンであるため、そもそも「はしか単独ワクチン」はあまり数が必要でなくなってきたのです。そのような状況での流行であり「はしか単独ワクチン」の在庫が全国で底をついているのが今の状態です。それでもワクチン接種を希望されている患者様には、「はしか・風しんの混合ワクチン」の接種をご提案してきました。混合ワクチンであるため、単独ワクチンよりも値段が高くなるのがネックですが…。ただし、「はしか単独ワクチン」の国内在庫が底をついている影響が、早くも「はしか・風しんの混合ワクチン」にも及んでいます。私たち医療機関が薬品業者に注文しても、通常よりも納期が長くなる事態になってきました。今後のワクチンの入荷状況によっては、定期接種の年齢のお子さんや、妊娠を希望されている女性とそのご家族を優先とし、一般の患者様へのワクチン接種を制限する場合がございますので、ご了承下さい。

平成30年5月21(月)追記

はしか(麻しん)・風しん混合ワクチンにつきましても、流通が不安定となりましたので、定期接種の対象年齢となっているお子さんのみの予約受付に限らせて頂きます。何卒、ご理解の程宜しくお願い致します。